パソコンを購入する際にスペックやマウスなどの周辺機器のことは考えると思いますが、意外と見落としがちなのが、パソコンのセキュリティです。
コンピュータウイルスの対策を行うことは、とても重要です。
ウイルス対策ソフトは無料のものから有料で高価なものまで様々なものがあり、Windowsであれば標準でもある程度のウイルス対策機能が備わっています。
この記事では、中古パソコンのセキュリティの重要性について解説していきます。
パソコンは新品・中古にかかわらずウイルス対策をしておくべき

パソコンをインターネットに接続して使用するなら、ウイルス対策は非常に重要です。
パソコンが新品であっても中古であっても、インターネットを使うならいつ自分のPCにウイルスが感染してもおかしくない、ということは知っておきましょう。
「パソコンがウイルスに感染して個人情報が流出~」といったニュースをしばしば目にすることもあるかと思いますが、あれは決して他人事ではないのです。
きちんとウイルス対策をしていなかった場合、例えばランサムウェアに感染するとパソコン内のデータ流出をはじめ、パソコンがロックされ解除と引き換えに身代金を要求されたりするケースもあります。
実際に起こってしまってからでは何もかも手遅れです。もしもの時のために、しっかりウイルス対策をしておく必要があります。
Windowsには「Windows Defender」が標準装備されている

ウイルス対策ソフトには色々ありますが、Windowsには標準でWindows Defenderというウイルス対策機能が内蔵されています。
Windows8以降のパソコンはウイルスやルートキット※の検出ができるため、ウイルス対策機能が以前と比較して充実しているのです。
※ルートキット:ユーザの承認を得ることなく、勝手にコンピュータに不正コードをインストールして実行するプログラムのこと
例えばWindows10なら「リアルタイム保護」をオンにしておけば、ウイルスの感染を防ぐことができます。
ダウンロードしたファイルのスキャンもできますし、Windows Defenderは無料にもかかわらず、なかなか優れた機能を持っています。
より万全なウイルス対策を希望する方は有料のソフトを

Windows Defenderはあくまで標準で内蔵されている機能なので、ちょっと不安がありますよね。
「もっとしっかりしたウイルス対策ソフトをインストールしたい」ということであれば、無料でも色々な選択肢があります。
「アバスト!」や「AVG」、「Avira」といった無料のセキュリティソフトを入れておけば、ウイルス対策はより安心です。
ただし無料のソフトだと心配な部分もあります。
例えば無料だけにその後のアップデートがなかったりとか。当然アップデートがなければ新しいウイルスに感染してしまいます。
万全を期すならば、「ESET
」や「カスペルスキー
」、「ノートン
」、「ウイルスバスター
」といったソフトを購入してインストールすればOKです。
どれが一番いいとかはなく、画面の見やすさ等で決めて頂いて構いません。ちなみに私は上の画像にあるように、ウイルスバスターをインストールしています。
当然ですが、有料ソフトはお金がかかるだけあって、無料ソフト以上にしっかりとしたウイルス対策が可能となります。
確かに「中古パソコンを安く買ったのに、有料ソフトを入れたらまたお金がかかるじゃないか!」と思われる方もいるとは思います。
ですが、ある程度長くそのパソコンを使うつもりであれば、有料ソフトの利用をおすすめします。
MacやAndroidでもウイルス対策は必要

「Macはウイルスがそれほど多くないからウイルス対策は不要」という話を聞いたことがありませんか?
決してそんなことはありません。Macにも普通にウイルスやスパイウェアは存在します。
ただMacにもウイルス対策ソフト販売されていますので、これらを活用してセキュリティを強化しておきましょう。Androidも同様です。
先ほど紹介しましたこれらは全てWindowsのみならず、MacやAndroidにも対応しています。
ウイルスに感染した中古パソコンが販売されている可能性は?

新品のパソコンでさえウイルスに感染していた事例が過去にありましたので、中古パソコンもウイルスに感染した状態で売られている可能性はゼロではありません。
ヤフオクやメルカリなどの個人取引やディスカウントショップで売られているものならその危険性があります。そこまで確認せずに販売していることがあるからです。
ウイルス感染の可能性がゼロであるパソコンは新品の商品か、中古パソコン専門店で販売されている商品の2つ。
中古パソコンの購入を検討されている方は、管理人Haruが数ある中古パソコン専門店を厳選しましたので、参考にして頂けると嬉しいです。
>>【管理人伝授】失敗しない中古パソコンの買い方とおすすめショップ厳選5店<<
サポートが終了した古いOSはウイルス感染のリスクアップ

例えばWindowsXP、Vista、7のような古いOSですと、マイクロソフトが既にサポートを終了しているため、新しいウイルスに対応できない恐れがあります。
OSは可能な限り最新のものをインストールするようにしてください。Windows8もサポートの期限が迫っていますので、Windows10がいいでしょう。
私は所有する全てのパソコンをWindows10にアップデートしました。
Windows7のサポート期間は2020年1月14日まで、Windows8も2023/1/10までとなっています。注意して下さいね。
まとめ

新品・中古パソコンに限らず、パソコンをインターネットに接続する以上、ウイルスに感染する危険性は常につきまといます。
ウイルス対策をしっかり行いたい方は、最新のOS(Windows10)にアップデートし、最低限無料のセキュリティソフト、可能であればウイルスバスター等の有料のセキュリティソフトをインストールしておきましょう。
問題には起こってからもなんとか対処できるものと、起きてしまってからでは手の施しようがないものがありますが、パソコンのウイルス感染は後者です。
感染してから慌てたところで後の祭り。手遅れになります。
実はパソコンがウイルスに感染しており、気付いた時には…
- 自分のみならず仕事の顧客データがネット上に流出していた
- 不正にクレジットカードを使われた
なんてことになったら大変なことになりますよね。最悪仕事を失う危険性だってあるのです。
脅かすつもりはありませんが、パソコンのセキュリティは甘く見ない方がいいですよ。
この記事が参考になればとても嬉しいです。