中古パソコンショップの端の方にあることが多い、ジャンクPCコーナー。
パソコン本体のジャンク品だけを売っている場合と、それに加えてパーツ単位でも売られている場合があります。
この記事ではノート、デスクトップパソコンの「ジャンク品」について解説していきたいと思います。
ジャンクPC=動作未確認か不具合が確認されているPC
まず始めに、ジャンク品とは何かということについて解説します。「ジャンク品」とは、動作保証がない品物(パソコン)という意味になります。
その特性上、購入後の保証がないため、自宅に帰って不具合に気づいたとしても返品することができません。
また、不具合は一部だけにとどまらず、ジャンク品の中には起動自体が不可能なものも含まれています。
この点は大きなデメリットではありますが、それゆえにジャンク品のパソコンの値段は、新品や通常の中古品に較べて圧倒的に安くなっている場合がほとんどです。
状態不良の内容は、液晶表示に問題があるものや音声が正しく再生されないもの、HDDがないもの、WindowsなどのOSが入っていないもの、外装にキズがたくさんあるものなど様々です。
店によっては動作チェックを行うことができる
ジャンク品のパソコンの値札などに、簡単な説明ではありますが、そのパソコンがどのような状態であるかが記載されていることがあります。
これを見ればあらかじめどこに不具合があるかがわかります。
一方で何も記載されていないものも多く、こちらについては購入して起動してみるまでは不具合について知ることができません。
また、もしも記載されていない部分に不具合があったとしても、基本的にジャンク品の返品は不可能。納得した上で購入したとみなされるのです。
そう、ジャンク品の購入は、ある意味バクチと考えた方が良いでしょう。
しかし、一部のショップによっては表示だけではなく、パソコンの動作を確認できるコーナーが設けられていることもあります。
ACアダプターや電源が用意されていて、ノートパソコンなどを繋いで起動をテストすることができるのです。
実際に起動することでOSの有無やBIOSの起動が確認できますし、ノートパソコンならば液晶の表示の不具合についてもしっかりと確認することができます。
ただその場で確認をして問題なかったとしても、購入後に改めて起動したら別の不具合が見つかる、なんてことは少なくありません。
なので、ジャンクPCは不具合が発生したりするということは十分あり得る、ということを納得した上で購入するようにしてください。
ジャンクPCの購入はある程度パソコンの知識がある人におすすめ
以上のことからわかるとおり、ジャンクPCの購入は値段が安いというメリットはあるものの、不具合も十分ありうる商品になります。
正直パソコン初心者の方にはおすすめできませんが、知識が豊富な人であれば、ジャンクPCを上手く活用することができます。
例えばノートパソコンで液晶表示だけに問題があるということであれば、ジャンク品を購入して液晶を取り出し付け替えることで、ジャンクPCを復活させることができます。パーツ取りのためにジャンク品を購入して、パソコンを自作するといった使い方も。
他にもOSがないジャンクパソコンであれば、別途Windowsを購入したり、無料のOSであるLinux(リナックス)をインストールすれば動くようになる可能性もあります。
何か問題があっても自分で修理できる知識がある人には、ジャンクPCを有効活用することができます。
一方、パソコン初心者の方にはジャンクPCはちょっとハードルが高いため、避けた方が無難でしょう。初心者の方は購入したらすぐ使える中古パソコンを購入するのが間違いないですね。
中古パソコンを買うならリサイクルショップなどではなく、保証・サポートがしっかりしている専門店をおすすめします。
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