今回はBenQのディスプレイGW2780をレビューさせて頂きます。
仕事はもちろん次世代ゲーム機でも十分な活躍をしてくれる、非常にコストパフォーマンスの高い製品です。
私は自宅ではこのモニタにノートパソコンを接続して、またMicrosoftの家庭用ゲーム機であるXBOX SeriesSを接続して現在進行系で使用しています。
メーカー提供品ではなく自腹で購入した商品ですので、忖度は一切ありません。
2年前に購入した商品ですが、未だに現役。性能と価格のバランスが取れたGW2780、検討されている方はぜひ参考にしてみて下さい。
目次
管理人がGW2780を購入した理由
私がGW2780を購入した理由は以下の4つです。
- 23インチよりも大きいサイズ
- IPSでノングレアタイプ
- スピーカー内蔵
- 安い
GW2780を購入する前は、SwitchやXBOX等のゲーム機をiiyama XUB2390HS-B3 (23インチ、フルHD)のモニタに接続して遊んでいました。
サイズは23インチでIPS、フルHD、左右の首振り、高さ調整、モニタ回転機能などもあり、これはこれでいい商品です。
ただ一人で遊ぶ分には特に不満はありませんでしたが、一画面をみんなで共有(分割)して遊ぶゲーム、例えばSwitchでマリオパーティやマリオカート、XBOXでマインクラフトやフォートナイトを遊ぶには少し小さかったんですね。
特にマインクラフトでは持ち物やクラフト画面が小さくなるため非常に見づらく、XUB2390HS-B3よりも少し大きい27インチがいいのではと考えました。
また、IPS液晶であることは譲れません。例えばTN液晶は価格が安く応答速度が速いというメリットがありますが、視野角が狭いというデメリットもあります。
そのため、モニタに対して正面に座っている人はいいですが、そうでない人には色が違って見える、いわゆる色ずれが起こってしまいます。
私はそこまで応答速度にはこだわりませんので、IPS液晶であることを優先しました。
そしてノングレアであることも条件の一つ。グレアタイプは写真や動画の視聴にはいいですが、目の疲労が半端ありません。ゲームは数時間遊ぶことも少なくないため、子供の目にも優しいノングレアで探すことに。
スピーカー内蔵も条件としました。過去にスピーカーが内蔵されていないモニタを購入したことがありますが、やっぱりないと不便なんですよね。音質にはそこまでこだわりませんが、面倒くさがり屋の私は直近で購入した3台は全て内蔵タイプです。
最後に価格。2万円前後で、となった時にヒットしたのがBenQのGW2780でした。
GW2780の基本スペック~ディスプレイ
GW2780の基本スペック、まずはディスプレイからみていきます。
画面サイズは27インチでパネルはIPSのノングレアタイプ。液晶解像度は1920 x 1080 (Full HD)となっています。ベゼルが細いため、他社の27インチモニターと比較するとコンパクトであり、場所を取らないのも嬉しいポイントです。
23インチのXUB2390HS-B3と比較すると確かに大きく、発色も良くて視野角も広いため、仕事でもプライベートでもメインでもサブとしても色んな用途に適したサイズと言えます。
実際マインクラフトやフォートナイトをやってみましたが、当然ですが23インチと比較してかなり見やすくなりました。ただモニタから少し離れるとマインクラフトの持ち物やクラフト画面については4分割だとちょっと小さいかな…という感じ。
別の記事でレビュー予定ですが、BenQの32インチモニタEW3280Uですと、マインクラフトの4分割でも快適にプレイすることができました。マインクラフトの4分割プレイは32インチ以上はあった方が良さそうです。
また、PlayStation5やXBOX SeriesX用としてGW2780を検討されている方は、同じBenQのEW2780Uをオススメします。どちらのゲーム機も4K出力が可能ですので、4K対応のモニタを使用する方がポテンシャルを発揮できます。
SwitchやXBOX SeriesS用として、仕事用としては非常にコストパフォーマンスが高い製品であることは間違いないですね。
GW2780の基本スペック~アイケア機能
GW2780の嬉しい機能、それがアイケア機能です。
フリッカーフリー、ブルーライト軽減、ブライトネスインテリジェンス(B.I.)テクノロジーが搭載されています。
フリッカーフリーは画面のチラツキを抑える機能、ブルーライト軽減は文字通り目に有害とされるブルーライトを軽減する機能、そしてB.I.テクノロジーとはコンテンツの輝度や視聴環境の光量によってモニタの輝度を自動調節してくれる機能。
仕事で使うにせよ、ゲームで使うにせよ、目に優しいモニタを使用するに越したことはありません。20,000円程度にもかかわらずこれらの機能が搭載されているのはかなりコストパフォーマンスが高いと言えますね。
体感ですが、GW2780に変更することで、眼精疲労はかなり軽減できた感じがします。
GW2780の基本スペック~オーディオ
続いてオーディオ。スピーカーが内蔵されており、ヘッドフォンジャックもあります。
音質に関しては至って普通といった感じなので、音質にこだわるという方は外部スピーカーを別途用意するか、同じ27インチを希望するならBenQのEW2780の方がオススメです。
私はEW2780の32型4K版であるEW3280Uを持っていますが、高音質スピーカー搭載を謳っているだけあり、内蔵スピーカーの質はかなりいいです。
音が出ればいいという方はGW2780で良いと思いますが、こだわる方は上記を参考にしてみて下さい。
GW2780の基本スペック~接続性
D-sub、HDMI、DisplayPortが搭載されており、こちらは特に問題はないかと思います。
GW2780の基本スペック~寸法と重量、調節機能
GW2780は高さの調整はできず、角度調整のみとなっています。その分重量は比較的軽めです。
GW2780の基本スペック~付属アクセサリー
1.5mのHDMIケーブルも付属しますので、届いたらすぐ使用することができます。またケーブルはスタンドに収納可能です。
GW2780とGW2780Tの違い
GW2780とGW2780Tの違いですが、ディスプレイのスペックは全く同じで、違うのは台座のみ。
GW2780は角度調整しかできませんが、GW2780Tは台座を固定して左右に首振りができたり、140mmの範囲内で高さ調整が可能となっています。また、モニタを回転し縦にして使用することもできます。
両者の価格を見てみますと…
- GW2780 → ¥19,871円
- GW2780T → ¥25,050円
その差5,179円ですね。
- 高さ調節機能
- 角度調節(チルト)機能 ※GW2780にもあります
- 左右調整(スウィーベル)機能
- ピボット(モニタを90度回転)機能
5,000円上乗せしてこれらの機能を付ける価値があるのかですが、管理人的には全然アリだと思います。
ただモニタって一生使い続けるものではなく、その時の用途やより高性能なモニタが欲しくなったりなど、いずれ買い換えるのは間違いありません。
そこで管理人がオススメしたいのがモニターアームの購入です。
モニターアームはマストバイアイテム
恥ずかしながら管理人はモニターアームはゲームオタクレベルの人が購入するもので、仕事やちょっとゲームをやるくらいでは購入する必要はないと思っていました。
そのため、机のスペースを有効活用する目的で、上の写真のような商品を買っていましたが、やはり限界があるんですよね。
下にキーボードを置いたりといった感じで、これはこれで便利ではあるのですが、あくまでモニタを置くことができるのは机の範囲内。
しかしモニターアームは違います。
机が多少小さくても無問題。アームを動かせば机の外にモニターを配置することもできますし、前後左右はもちろん高さ、傾きも思うがまま。
モニターアームを設置して、机が圧倒的に広くなったその瞬間は感動しましたよ。「もっと早くに買っておけばよかった~!」って。
私が現在使用しているのはこちらの商品です。34インチ(3.2~11.3kg)まで対応してくれます。
控えめに言って最高です。
まさに自由自在。あんまり絶対とか言いたくないのですが、モニターアームは本当に買った方がいいアイテムです。
今後別のモニタを購入してもモニターアームはそのまま使い続けることができるのはいいですね。
まとめ
- 23インチではちょっと小さく感じるのでもう少し大きなモニタが欲しい
- ベゼルが細いモニタがいい
- IPSでノングレアタイプがいい
- とにかく目に優しいモニタがいい
- 解像度はフルHD(1920 x 1080 )でいい
- 音にはそこまでこだわらない
- 2万円前後の予算
類似品のGW2780Tとの違いはスタンド部分のみ。差額5,000円ですが、ちょっと上乗せしてモニターアームを別途購入することを強くオススメします。
2万円で27インチ、IPSでノングレア、ブルーライト軽減機能など目に優しい機能も付いている。正直ありえないコストパフォーマンスです。
唯一の残念ポイントを挙げるとすればオーディオ関連ですが、音質にそこまでこだわらない人にはデメリットにはならないでしょう。音質がどうしても譲れない人はEW2780がオススメです。
自分の財布と相談しながら検討してみて下さいね。
以上GW2780のレビューでした。この記事が参考になれば嬉しいです。