例えばノートパソコンやタブレットPCの場合、ネットサーフィンくらいの作業であれば、タッチパッド(またはタッチパネル対応)で問題なく使用できるでしょう。
ただデスクトップパソコンであったり、エクセルなど細かい作業をする時にはマウスが必須ですよね。
「新品のマウスが欲しいけどお金がない」
「少しでも安くマウスを買いたい」
そんな時に候補に挙がるのが中古のマウスだと思います。
では果たして中古のマウスを購入する意義はあるのでしょうか?
結論から言います。
- マウスは中古ではなく、可能な限り新品で購入する
- 生産終了など入手が困難なマウスの場合中古を検討する
この記事では、なぜマウスは中古ではなく新品を買うべきなのか、中古マウスのメリット・デメリット、購入時の注意点も合わせてわかりやすく解説します。
中古のマウスの購入を検討されている方の役に立つ情報をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
中古のマウスを購入する意義はある?
「中古マウスのメリット・デメリットについて知りたい!」という方は下をクリックしてください。
マウスは毎日使う周辺機器の一つであり、マウスがあるとないとでは作業効率が全然違いますよね。
AppleのMacBookやLenovoのThinkPadシリーズなどを使用されており、「マウスなんて不要。トラックパッドで十分!」という方も中にはいますが、それなりに細かい作業をするなら、やはりマウスがあると便利です。
家電量販店に行ったり、Amazonで販売されているマウスを見ると、数百円程度から数万円の物まで幅広いラインナップが確認できます。
一方で、中古パソコンショップやメルカリ、ヤフオクといったフリマ・オークションサイトでも、結構な数の中古のマウスが販売されています。
安いものなら数百円程度で新品のマウスが購入できるのに、なぜ中古でも取引されているのか。それは、人それぞれ自分にとって一番使いやすいマウスがあるからです。
マウスは安物でもそれほど不自由なく使用することができますが、人によって手の大きさや使い勝手は異なります。
ぶっちゃけた話、全員が満足できるマウスというものはないため、中古のマウスは需要があるのです。
後継機種が販売されないマウスがほとんど
マウスの中古市場が賑わっているもう一つの理由は、メーカーが販売終了した商品を探し求める方がいるからです。
基本的に人気のあるマウスは後継機種が販売される可能性が高いですが、ほとんどのマウスは後継機種が登場することもなく消えていってしまいます(在庫がなくなり次第販売終了)。
また後継機種があったとしても、デザインが変わった、クリック音が大きくなったなど、使い勝手が悪くなるというケースも珍しくありません。これは管理人も経験しています。
自分が愛用しているマウスが故障してしまった時に買い直そうとしても、それが生産終了となってしまったマウスであれば、同じ物は中古以外で手に入れることは難しくなります。
中古のマウスを購入するメリット
メリット①:新品と比較して価格が安い
まず中古マウスのメリットとして挙げられるのは、新品と比較して価格が安いという点。
1,000円以下の安いマウスを中古で購入する意味はほとんどありませんが、マウスは高いものですと1万円、ものによっては数万円しますので、安く購入できるのはかなりのメリットです。
メリット②:生産終了品が手に入る可能性がある
お気に入りのマウスが故障した際、同じマウスを買おうと思って探しても見つからない。調べたら実は販売終了していた…なんてことが結構あるんですね。
ほとんどのマウスがそのまま消えていく中で、機種によっては後継機種が販売されることがあり、これだけでも大変ありがたいことなのですが、残念ながら改悪されていることも。
コスト削減等メーカーの事情もあると思いますが、改悪された部分が自分の許容範囲を超えることもあり、「やっぱり前の機種じゃないとダメだ」となることも少なくないんですね。
現在使用中のマウスが「過去最高に使いやすい」なら、万が一故障した時のために、お気に入りのマウスの予備を確保しておくということも中古でしたら可能です。
中古のマウスを購入するデメリット
デメリット①:基本的に汚れているので掃除が必須
マウスは基本的に毎日使用するデバイスです。前所有者の使用頻度にもよりますが、中古で購入したマウスが届いたらまず掃除です。
パッと見キレイだったり使用期間が短い場合でも、かなりの量の細菌・ウイルスが付着していると考えた方がいいです。
裏側のホイール部分やグリップのゴムに汚れやホコリ、特にトラックボールタイプの場合は、ボールを外すとホコリや汚れが溜まっている可能性があります。こちらもキレイに掃除しましょう。
そして清掃後はアルコール消毒も忘れずに行ってください。
デメリット②:保証が受けられない可能性がある
新製品を購入したものの、自分に合わずにすぐ手放すケースもあるとは思いますが、中古のマウスは基本的にメーカー保証は受けられないと思っておいた方がいいでしょう。
前の所有者が保証書や購入が証明できる資料などを譲ってくれないケースもありますし、保証期間が過ぎていていれば当然修理は有償となります。
例えば管理人も大好きなメーカー「ロジクール」では、保証について以下のように記載されています。
ロジクールは、購入日(または特定の管轄区域で義務づけられている場合は配送日から)、製品パッケージ 、保証書および/またはwww.logicool.co.jpに記載された期間、購入された製品の仕様に基づき、お使いのロジクール ハードウェア製品に素材および施工の欠陥がないことを元の購入者に保証します。この情報は、弊社のウェブサイト、support.logi.comのオンラインサポートセクションでお使いの製品を選択して閲覧することもできます。適用法によって禁じられている場合を除き、本保証は譲渡不可であり、元の購入者および製品が購入された国に限定されます。本保証はお客様に特定の法的権利を与えるものであり、お客様は、現地の法律によって異なる場合のある、より長期の保証期間を含めたその他の権利を有する場合があります。
ロジクール(LOGICOOL)のハードウエア製品の限定保証
「本保証は譲渡不可」とありますね。これはつまり中古で購入したマウスには保証が適用されないということです。
マウス自体は通常の使い方であればそんな頻繁に故障するような周辺機器ではありませんが、落としてしまったり、たまたまハズレを引いてしまってすぐ壊れてしまうケースもあります。
購入場所やメーカーにより異なる場合がありますが、中古マウスは保証が受けられないのはリスクです。
デメリット③:動作確認がされていない場合がある
ヤフオクやメルカリなどフリマサイトで出品されている中古のマウスは、動作確認されていない場合があります。
商品説明欄に記載されている内容についても、あくまで出品者の自己申告。また出品者に質問しても、その回答が本当かどうかを確かめる方法はありません。
中古パソコンショップで販売されているマウスであれば、専属のスタッフが清掃・動作確認を徹底した上で販売されているため問題はありませんが、フリマサイトの個人出品の場合は特に注意が必要です。
中古のマウスの購入はネットオークションなどがおすすめ
中古マウスの購入は、実際に自分の目で状態を確認できる中古パソコンショップがオススメです。
イオシス やパソコン工房などであれば、専属スタッフによる動作確認や内部の清掃もきちんと行われた上で販売されており、安心感が違います。近くに中古パソコンショップがない方でも、これらのネットショップであれば利用してもいいでしょう。
ただ中古パソコンショップでも中古マウスの取り扱いはそれほど多くありません。特定の機種や生産終了したマウスの中古品をピンポイントで探しているなら、中古パソコンショップよりもメルカリなどのフリマサイトの方が見つかる可能性が高いです。
ただしフリマサイトで中古マウスを購入する際は、以下についてしっかり確認してください。
- マウスの状態を確認する(使用期間、傷や不具合がないか)
- 少しでも気になる点は必ず購入前に出品者に質問する
- 出品者の過去の評価に問題がないかを確認
- 開封のみの未使用品、使用期間が短いマウスを選ぶ
マウスの状態は納得がいくまで確認した上で購入しましょう。また出品者の過去の評価で「説明と違った」「故障していた」など、悪い評価が1個でもある場合は避けた方が無難です。
そしてなるべく状態が良いと思われるマウスを選びましょう。
- 開封しただけで未使用
- 買ったけど合わなかったので1日だけの使用
これらは狙い目です。
ただデメリットでも触れましたが、商品説明欄に記載されている内容はあくまで出品者の自己申告。また出品者に質問しても、その回答が本当かどうかを確かめる方法はない、という点には注意が必要です。
また、中古なので使用開始後すぐに壊れてしまうことがある上、製品保証はないと思っておいた方がいいです。
以上について理解した上で、納得できる場合はフリマサイトで中古マウスを購入するするのもアリ。少しでも心配なら避けた方がいいでしょう。
メルカリ公式サイト:https://www.mercari.com/jp/
可能であればマウスは新品での購入がオススメ
ここまで中古のマウスについて解説してきましたが、メリットよりもデメリットが目立ってしまいます。
「生産終了したマウスがどうしても欲しい」という方以外は、マウスは新品で購入するのがオススメ。
マウスは基本的に壊れにくい周辺機器ではありますが、前の所有者が荒っぽく使っていれば当然壊れやすくなります。
先ほども言いましたが、フリマ・オークションサイトの説明文はあくまで出品者の自己申告のため、実際のところはわかりませんからね。
「いやでも新品のマウスなら高いのでは?」
「マウスにお金は出せないから中古を考えているんだけど?」
と心配になる方もいるかもしれませんが、千円~数千円出せば性能的にも十分優れたマウスを購入できます。
もちろん新品より中古のマウスの方が安いですが、その後何年間も使用することを考えれば、年間数百円程度のコストです。それほど高いものではありません。
管理人がオススメするマウスメーカーはLogicool(ロジクール)です。ロジクールのマウスは家族分を含めると全部で8台購入するほどお気に入り。
管理人がロジクールのマウスをオススメする理由は、以下の3点です。
- 圧倒的使いやすさで手が疲れにくい
- 無線(Bluetooth、Unifying)対応
- 保証が素晴らしい(2~3年)
ロジクールのマウスは圧倒的に使いやすいです。そして手が疲れない。もし「マウスが原因で肩こりがひどい」という人は騙されたと思ってぜひ一度使ってみてください。
私も以前、デスクトップパソコン購入時に付いていた有線のマウスを使っていたのですが、ロジクールの無線マウスに替えてからは劇的に作業効率が上がりました。
保証期間内なら代替品と交換してもらえるのもオススメの理由です。
新品のマウスはロジクールがオススメ!管理人はM705m使用
ロジクールのマウスで一番安いのは、有線マウスの「M100n」で880円、一番高いのは「MX MASTER 3S」で16,940円となっています。
例えばロジクール ワイヤレスマウス「M185」。定価は1,320円ですが、Amazonでは999円で販売されています。
最低限の機能と無線タイプでありながら1,000円を切ります。下手な中古を買うくらいならこれで十分です。
こちらは管理人が現在メインで使っているロジクール ワイヤレス マラソンマウス M705m。
メチャクチャ使いやすく、値段も4,500円程度で買えますのでとてもオススメです。
皆さんネットサーフィンをする際、ブラウザ上部の「←(戻る)」「→(進む)」をよく使いませんか?M705mはこの機能をマウスのサイドのボタンに割り振ることができます。
つまり、いちいちマウスカーソルを動かさなくてもいいんです。親指でカチッとするだけ。これが思った以上に快適なんですよね(価格4,000円以上のマウスに搭載)。
ちなみにロジクールのマウスを買うならAmazonがオススメ。結構頻繁にセール対象になっており、定価よりも安く購入することができます。
そしてロジクールで忘れてはいけないのが保証です。
対応の素晴らしさは以下の記事を読んで頂ければわかるかと思います。ノンフィクションです。
>>【神対応】マウスは最強保証のロジクールがオススメ【修理・交換方法】