今回は初代iBookについてお話していきたいと思います。
iBookとは?
iMac発売からおよそ1年後に発売されたiBook。アップルコンピュータから発売されたノートパソコンです。現在はMacBookと名前を変えて、様々な後継機が販売されています。
アップルはこれ以前にもノートパソコンを販売していましたが、iBookはそれ以前とはまったく異なる、iMacと同様の半透明で内部が透けて見える、特徴的なデザインでした。
また、初代iBookは貝殻のような形をしていることも大きな特徴です。これ以降に発売されたiBookやMacBookは普通の四角い形状であるため、最近この貝殻型のiBookの存在を知って興味を持ったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
初代iBookのスペック、購入時の注意点
初代iBookは、時期によってスペックが異なっています。CD-ROMにのみ対応しているものやDVD-ROMにも対応しているものまでが存在しています。
中古で購入する際の注意点としては、OSが入っていないものを購入した場合はMac OSのインストールディスクが必要になるということです。Windowsを入れることはできません。
OSは9とOS Xを入れることができますが、OS Xは動作が非常に重いため、OS9をインストールすることをおすすめします。
なお、ノートパソコンとはいえ初代iBookは3kgと非常に重いものとなっています。持ち運びはなかなか難しいので、その点については納得した上で購入しましょう。
初代iBookの使い道
初代iBookを現在利用する場合は、基本的にはインターネットには接続せずに、オフラインで行える作業用となります。
DVD-ROMに対応している仕様の場合であれば、レンタルDVDなどを再生して視聴するという使い方が可能です。
クラリスワークス(AppleWorks)がインストールされている場合は、文書などを作成することもできます。ただし、他にパソコンを持っているのであればわざわざ今iBookで行う必要は薄いでしょう。
他には、始めからインストール済みのソフトでは3Dのアクションゲーム『Bugdom』や『Nanosaur』で遊ぶことができます。
『Bugdom』は、昆虫の世界を舞台としたアクションゲーム。『Nanosaur』は、恐竜を動かすゲームです。
ちなみに、これらのゲームにはiPhone用の続編が存在しています。その予習をするために、iBookを購入するのも良いかもしれませんね。
これ以外には、Mac OS用のソフトウェアを中古ショップなどで購入すれば、インストールして使用することができるようになります。
Mac用のゲームはWindowsやDOS/V、PC-98などのゲームに較べて量が非常に少ないですが、タイピングソフトなどが存在していますので、それらで遊ぶことができます。
ゲーム以外にも、マルチメディア系のソフトなどがMacintosh用に販売されていました。駿河屋で探してみると、たくさん見つかります。興味がある方は探してみてはいかがでしょうか。