今回はLinuxOSの中でも非常に軽いLinuxBeanについてお話していきます。
古いノートパソコンにはLinuxBeanがおすすめ
中古のノートパソコンを購入して利用したいとお考えの方は、是非この記事をご覧ください。
2000年代に発売されたノートパソコンの多くは、そのままの状態で利用することは非常に困難です。
それはなぜかというと、メモリの容量が足りなかったり、ハードディスクの容量が足りなかったりすることによるスペック不足のためです。
例えばWindowsXPが導入されているパソコンを購入するとします。XPはサポートが切れていて、ウイルスへの体制がないためそのまま利用することは基本的にできません。
そこで、OSを変更する必要が出てきます。OSを変更する方法として一般的なのは上位のWindows7や8にすることですが、スペックが足りていないと動作がおもすぎて使い物にならなかったり、そもそもアップデート自体を行えなかったりします。
古いパソコンには無料であるLinuxのOSを導入すれば再び利用できますが、主流であるUbuntuというLinuxのOSは昔のノートパソコンで使用することが厳しい状況です。
そこで登場するのが、今回紹介するLinuxBeanです。
とにかく軽量のLinuxOS
LinuxBeanでは、メモリがおよそ400MB程度あれば動くため非常に軽量なOSです。メモリが512MB〜1GB程度しか搭載されていないパソコンであっても、快適に動かすことができます。
インターネットも見られますし、Office文書の編集も行えます。Officeは、Libre Officeというフリーソフトでの編集という方式になります。Microsoftのものではありませんが、高い互換性です。
Libre Officeのインストールは、LinuxBean設定ウィザードという項目から行うこととなります。少しわかりづらいですが、一度入れてしまえば後はすぐに起動できるようになります。
LinuxBeanのインストールにはCD-R1枚でOK!
UbuntuやWindowsの評価版などをインストールするためには、基本的にDVD-Rが必要となります。容量が大きいためです。
しかし、LinuxBeanであればCD-R一枚で十分です。iTunesなどに取り込んだCDを車などで聞くためにCD-Rに焼く習慣がある方であれば、たくさん余っているのではないでしょうか。
BIOS画面からCD-Rに焼いたLinuxBeanを起動し、インストールを行いましょう。
これでも駄目ならPuppyLinux
LinuxBeanでさえも要求スペックが合わないというような低性能のパソコンを再生するのであれば、Puppy Linuxをインストールしましょう。メモリが256MBもあれば動かせるため、よほどのものでないかぎりは大丈夫です。
これでも無理という場合は、諦めて別のパソコンを購入することをおすすめします。