POCO F7とPOCO F7 Proは、同じシリーズに属しながらも性能や仕様に明確な違いを持つ2つのスマートフォンです。
どちらも最新のXiaomi HyperOSを搭載し、快適な操作感と高い基本性能を備えていますが、ディスプレイ解像度や搭載されるSoC、バッテリー容量、防水性能など、細かな部分で個性が分かれます。
F7 Proは高精細な2K有機ELディスプレイやSnapdragon 8 Gen 3による圧倒的な処理性能が魅力で、映像美や動作のキビキビ感を重視する方に向いています。
一方、F7は6.83インチの大画面と大容量6500mAhバッテリー、IP68防水に対応し、迫力ある映像体験や長時間の連続使用を求める方に適しています。
本記事では、この2機種のスペックや機能を細かく比較し、どのような違いがあり、どのユーザーに向いているのかをわかりやすく解説していきます。あなたが求めるスマホの条件に合った1台を選ぶための参考にしてください。
POCO F7 ProとPOCO F7のおすすめ選び方まとめ
利用スタイル | おすすめ機種 | 理由・ポイント |
---|---|---|
高精細な映像編集や写真閲覧を重視 | POCO F7 Pro | 2K解像度の有機ELディスプレイで細部まで鮮明に表示でき、動画編集や写真確認に適しています。高輝度・広色域対応で色の再現性も高いです。 |
ゲームや映画など迫力ある大画面体験を重視 | POCO F7 | 6.83インチの大画面により没入感が高く、エンタメコンテンツの視聴に向いています。大容量バッテリーで長時間の利用も安心です。 |
最高性能の処理能力を求める | POCO F7 Pro | Snapdragon 8 Gen 3搭載で、重量級ゲームやAI処理も余裕。安定した高パフォーマンスを発揮します。 |
長時間のバッテリー持ちや外出先での給電 | POCO F7 | 6500mAhのバッテリーに加え、22.5Wリバース充電に対応。他デバイスの充電も可能です。 |
夜景や暗所撮影を多く行う | POCO F7 Pro | Light Fusion 800センサーにより暗所でも明るく鮮やかな撮影が可能。AI処理による画質補正も優秀です。 |
全体的に、性能や画質を最重視するならF7 Pro、大画面やバッテリー持ちを重視するならF7が魅力的な選択となります。
特にF7 Proは処理能力や映像品質の高さから、数年先まで快適に使える安心感がありますね。一方でF7は大容量バッテリーや迫力ある画面表示が魅力で、外出が多くエンタメ視聴の機会が多い方に向いています。
用途やライフスタイルに合わせて選べば、どちらも長く満足できる機種です。
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POCO F7 ProとPOCO F7のスペック比較表
項目 | POCO F7 Pro | POCO F7 |
---|---|---|
画面サイズ | 約6.67インチ | 約6.83インチ |
リフレッシュレート | 最大120Hz | 最大120Hz |
ディスプレイ形式 | 有機EL(AMOLED) | 有機EL |
重量 | 約206g | 約215.7g |
サイズ | 約160.26×74.95×8.12mm | 約163.1×77.9×8.2mm |
SoC(CPU) | Snapdragon 8 Gen 3 | Snapdragon 8s Gen 4 |
AnTuTuベンチ(参考) | 約180万~210万(推定) | 約180万~210万(推定) |
RAM / ROM | 12GB / 256GB または 512GB | 12GB / 256GB または 512GB |
外部ストレージ | 非対応 | 非対応 |
バッテリー容量 | 6000mAh | 6500mAh |
メインカメラ | 約5000万画素+約800万画素超広角 | 約5000万画素+約800万画素超広角 |
インカメラ | 約2000万画素 | 約2000万画素 |
防水・防塵 | IP68 | IP68 |
おサイフケータイ | 非対応 | 非対応 |
指紋 / 顔認証 | 対応 / 対応 | 対応 / 対応 |
SIM構成 | nanoSIM×2(DSDV対応) | nanoSIM×2(DSDV対応) |
スピーカー | ステレオ(Dolby Atmos対応) | デュアルスピーカー(Dolby Atmos対応) |
OS | Xiaomi HyperOS 2 | Xiaomi HyperOS 2(Android 15ベース) |
充電端子 | USB Type-C(90W急速充電対応) | USB Type-C(90W急速充電対応、22.5Wリバース充電対応) |
メーカー | Xiaomi(シャオミ) | Xiaomi(シャオミ) |
最安値(MNP価格) | IIJmioが最安値 12G/256GB:54,800円 12G/512GB:74,800円 >>IIJmio公式 | IIJmioが最安値 12G/256GB:39,800円 12G/512GB:59,800円 >>IIJmio公式 |
画面サイズ・ディスプレイ性能
項目 | POCO F7 Pro | POCO F7 |
---|---|---|
画面サイズ | 約6.67インチ | 約6.83インチ |
解像度 | 3200×1440(2K) | 2772×1280(1.5K) |
パネル | 有機EL(AMOLED) | 有機EL |
リフレッシュレート | 最大120Hz | 最大120Hz |
ピーク輝度 | 最大3200nits | 最大3200nits |
タッチサンプリング | 最大480Hz(ゲーム時2560Hz) | 最大480Hz(ゲーム時2560Hz) |
カラー | 12bit、DCI-P3広色域 | 10bit相当、DCI-P3広色域 |
保護ガラス | Gorilla Glass 7i | Gorilla Glass 7i |
ディスプレイ品質ではF7 Proが上位です。2K解像度に対応しており、映像や写真の細部までくっきり表示できます。特に高精細さが求められる動画編集や写真閲覧では有利です。
一方、F7は6.83インチと大画面で、ゲームや映画視聴など没入感を重視する人に適しています。解像度は1.5Kですが、高輝度パネルと広色域対応により十分鮮やかな表示が可能です。
高精細な文字や画像の表現を求めるならF7 Pro、大画面で迫力ある表示を楽しみたいならF7が有力候補となります。
重量・本体サイズ
項目 | POCO F7 Pro | POCO F7 |
---|---|---|
サイズ | 約160.26×74.95×8.12mm | 約163.1×77.9×8.2mm |
重量 | 約206g | 約215.7g |
軽さと持ちやすさではF7 Proが優勢です。F7 Proは幅が約75mm未満で、片手操作やポケット収納時の取り回しがしやすくなっています。
F7は大画面化の影響で幅が広く、重量も約10g増しています。そのため片手で長時間操作する場合や、手の小さい方にはやや負担になる可能性があります。
持ち運びや長時間の手持ち操作を考えるとF7 Proが快適ですが、画面サイズを優先するならF7の方が満足度は高いでしょう。
SoC(CPU)・処理性能
項目 | POCO F7 Pro | POCO F7 |
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SoC | Snapdragon 8 Gen 3 | Snapdragon 8s Gen 4 |
製造プロセス | 4nm | 4nm |
GPU | Adreno(最新世代) | Adreno 825 |
AnTuTuスコア(参考) | 約180万~210万 | 約180万~210万 |
「AnTuTuベンチマークでは、両機種とも180万~200万点台を記録し、実測値ではPOCO F7がわずかに上回る場合も多く見られます。
F7 Pro(8 Gen 3)は1世代前のフラッグシップSoCで安定した高性能を発揮し、F7(8s Gen 4)はより新しいアーキテクチャで電力効率に優れ、GPUは最新世代のAdreno 825を搭載しています。
実際の使用感では、日常操作や多くのゲームで体感差はほとんどありません。どちらも重量級ゲームや動画編集を快適にこなせるハイエンド水準の性能です。
安定重視・実績重視ならF7 Pro、最新技術・電力効率重視ならF7が魅力的な選択となります。
RAM/ROM
項目 | POCO F7 Pro | POCO F7 |
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RAM | 12GB(LPDDR5X) | 12GB(LPDDR5X) |
ROM | 256GB / 512GB(UFS 4.1) | 256GB / 512GB(UFS 4.1) |
外部ストレージ | 非対応 | 非対応 |
メモリとストレージ構成は両機種とも同等です。最新規格のLPDDR5XとUFS 4.1を採用しており、アプリの起動やデータ読み書きは非常に高速です。
実際の使用感では差はほぼ感じられず、容量選びは使用用途と保存データ量に応じて決める形になります。大量の写真や動画を扱う場合は512GBモデルが安心です。
バッテリー・充電性能
項目 | POCO F7 Pro | POCO F7 |
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バッテリー容量 | 6000mAh | 6500mAh |
急速充電 | 90W急速充電(充電器同梱) | 90W急速充電(充電器同梱) |
リバース充電 | 非対応 | 22.5W有線リバース充電対応 |
持続時間を重視するならF7が有利です。6500mAhの大容量で、動画視聴やゲームを長時間楽しむ場合でも電池切れの心配が減ります。
F7 Proも6000mAhと十分大きく、両機種とも90W急速充電に対応しているため、短時間での充電回復が可能です。さらにF7は他デバイスへの給電ができるリバース充電にも対応しており、外出先でのモバイルバッテリー代わりにも使えます。
カメラ性能
項目 | POCO F7 Pro | POCO F7 |
---|---|---|
メインカメラ | 5000万画素(Light Fusion 800センサー、OIS)+800万画素超広角 | 5000万画素(Sony IMX882センサー、OIS)+800万画素超広角 |
インカメラ | 2000万画素 | 2000万画素 |
メインカメラの方向性が異なります。F7 ProはLight Fusion 800センサーを採用し、暗所や逆光での明るさ・色再現に優れています。AI処理機能との組み合わせで夜景やポートレート撮影が得意です。
一方、F7はソニー製IMX882センサーを搭載し、色の自然さやディテールの描写力が強みです。特に日中の風景や人物撮影で解像感の高さを感じやすくなります。
どちらもOIS搭載で動画撮影時の手ブレに強く、日常用途では大きな差は出にくいですが、夜景重視ならF7 Pro、色の正確さを求めるならF7が向いています。
対応バンド
項目 | POCO F7 Pro | POCO F7 |
---|---|---|
5G | n1/2/3/5/7/8/20/26/28/38/40/41/48/66/77/78 | n1/2/3/5/7/8/20/28/38/40/41/48/66/77/78 |
4G | B1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28/38/40/41/42/48/66 | B1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28/38/40/41/42/48/66 |
3G | B1/2/4/5/6/8/19 | B1/2/4/5/6/8/19 |
バンド構成はほぼ同等ですが、F7 Proは5GでB26に対応しています。B26は一部地方エリアでのカバー率向上に寄与するため、郊外や山間部での通信安定性を重視するならF7 Proが有利です。
都市部や主要エリアで使う場合はどちらも快適に通信できます。
おサイフケータイ・NFC
項目 | POCO F7 Pro | POCO F7 |
---|---|---|
おサイフケータイ | 非対応 | 非対応 |
NFC | 対応 | 対応 |
両機種ともおサイフケータイには対応していませんが、海外規格のNFCは利用可能です。SuicaやiDなど国内のFeliCa系サービスを使いたい場合は別の機種を選ぶ必要があります。
逆に、海外旅行やNFC対応アクセサリーの利用が目的であれば、どちらでも問題なく使えます。
防水・防塵性能
項目 | POCO F7 Pro | POCO F7 |
---|---|---|
防水・防塵 | IP68 | IP68 |
防水・防塵性能では両機種ともIP68に対応しており、水深1.5m~2.5mで30分の水没に耐える規格となっています。
どちらも雨や水回りでの利用時に十分な安心感があり、アウトドアや水辺での使用でも問題なく利用できます。
SIM構成・eSIM・DSDV
項目 | POCO F7 Pro | POCO F7 |
---|---|---|
SIMタイプ | nanoSIM×2 | nanoSIM×2 |
eSIM対応 | 非対応 | 非対応 |
DSDV対応 | 対応 | 対応 |
両機種ともnanoSIMを2枚挿せるデュアルSIM仕様で、DSDV(デュアルSIM・デュアルVoLTE)に対応しています。これにより、2つの回線を同時に待ち受けでき、仕事用とプライベート用を分けて運用するのが容易です。
eSIMには非対応なので、物理SIMしか利用できません。eSIM運用を考えている場合は注意が必要です。
スピーカー
項目 | POCO F7 Pro | POCO F7 |
---|---|---|
スピーカー形式 | ステレオスピーカー | デュアルスピーカー |
Dolby Atmos | 対応 | 対応 |
両機種ともDolby Atmos対応で、立体感のある音響を楽しめますが、F7 Proはステレオスピーカーの音域バランスが良く、左右の分離感がよりはっきりしています。
映画や音楽視聴、ゲームでの没入感を重視する場合、F7 Proの方が音質面で優れています。F7も十分な音量と明瞭さがあり、動画やゲーム用途では不満を感じにくい仕上がりです。
SIMスロット
項目 | POCO F7 Pro | POCO F7 |
---|---|---|
SIMスロット形式 | デュアルnanoSIMスロット | デュアルnanoSIMスロット |
microSDカード | 非対応 | 非対応 |
SIMスロット仕様は同一で、どちらもmicroSDカードによるストレージ拡張には対応していません。そのため、購入時のストレージ容量選びが重要になります。
外部ストレージを使わずに済むよう、写真・動画を多く保存する予定がある場合は512GBモデルを選んだ方が安心です。
どこで買うのが安い?MVNO取り扱い比較
購入先 | POCO F7 Pro | POCO F7 |
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IIJmio | IIJmioが最安値 12G/256GB:54,800円 12G/512GB:74,800円 | IIJmioが最安値 12G/256GB:39,800円 12G/512GB:59,800円 |
mineo | ||
UQモバイル | ||
NUROモバイル | ||
イオンモバイル | 12G/256GB:69,080円 | 12G/256GB:54,780円 12G/512GB:64,680円 |
LIBMO
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ahamo
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Amazon(参考価格) | 12G/256GB:76,978円 12G/512GB:87,978円 | 12G/256GB:54,980円 12G/512GB:64,980円 |
- 掲載している価格情報は執筆時点のものです。実際の販売価格やキャンペーン内容は各公式サイトでご確認ください。
- 申し込みの際は必ず IIJmio 公式サイトをご確認ください。プラン内容やキャンペーン情報はすべて IIJmio 公式サイトの内容が正となります。
MNPでの乗り換えの場合、どちらの機種もIIJmioが最安値ですね。
一方、回線契約をせずに端末だけ購入したい場合は、Amazonなどの通販サイトが選択肢になります。
まとめ~筆者のおすすめはPOCO F7 Pro

私としてはPOCO F7 Proをおすすめします。理由は、全体のバランスと性能の余裕が非常に高く、長期間満足して使える可能性が大きいからです。
まずディスプレイは2K解像度かつ有機ELで、文字や画像の精細さが際立ちます。日常のWeb閲覧やSNSはもちろん、写真編集や動画視聴でも細部の美しさをしっかり感じられます。
さらに、Snapdragon 8 Gen 3搭載による処理性能の高さは、今後数年のアプリやゲームの進化にも十分対応できる安心感があります。重量級ゲームや動画編集など負荷の高い作業も快適にこなせます。
加えて、軽量で持ちやすく、長時間の片手操作でも疲れにくい設計は日常利用で大きなメリットです。バッテリーは6000mAhと十分な容量を備え、90W急速充電に対応。特にIIJmioで購入すれば、90Wハイパーチャージ対応の充電器が同梱されるため、短時間での充電回復が可能です。
大画面やバッテリー持ちを最優先するならF7も魅力ですが、画質・性能・取り回しの良さを総合的に求めるなら、F7 Proが満足度の高い選択になると考えています。
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よくある質問(FAQ)
どちらの機種もケースや保護フィルムは付属していますか?
POCO F7とPOCO F7 Proの両方にソフトケースが同梱されています。保護フィルムはどちらも購入時点で画面に貼付済みです。開封後すぐに使用できますが、より強度の高いガラスフィルムに貼り替えるのもおすすめです。
ワイヤレス充電には対応していますか?
両機種ともワイヤレス充電には対応していません。付属の充電器を使った有線90W急速充電に対応しており、大容量バッテリーでも短時間で充電できます。
保証期間はどれくらいですか?
IIJmioで購入した場合、メーカー保証は1年間です。自然故障が対象で、修理や交換には保証書や購入証明書が必要となります。紛失すると無償対応が受けられなくなるため、大切に保管しましょう。
防水性能はどれくらい信頼できますか?
両機種ともIP68の防水・防塵規格を取得しており、水深1.5m~2.5mで30分の水没に耐える高い防水性能を備えています。日常的な雨や水濡れには十分対応できますが、長時間の水没やお風呂での使用は避けた方が安心です。
SIMロックはかかっていますか?
どちらもSIMフリー仕様で、国内主要キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル)や多くの格安SIMで利用できます。デュアルSIM対応で2つの回線を同時に使うことも可能です。