製造販売したマイクロソフトですらなかったことにしたがっているようにも感じられるSurfaceRTとSurface2。
この2機種には通常のWindows(7、8、10等)でなはく、WindowsRTと呼ばれる特殊なOSがインストールされています。
中古の価格もかなり安くなっていますが、果たして今
- この2機種を購入する価値はあるのか
- 販売している場所はあるのか
管理人Haruが徹底検証していきたいと思います。
目次
WindowsRTがインストールされたPCはストアにあるアプリしか利用できない
まずはSurfaceRTやSurface2について簡単に説明させて頂きます。
Microsoftはそれまで自社でパソコンを販売していませんでしたが、2013年3月15日(海外は2012年10月26日)に発売されたSurfaceRTを皮切りに本格的にPC市場に参入します。
作業する時はキーボードを使ってノートパソコンとして、プレゼンやネットサーフィン等ではタブレットとして使うという2つの機能を併せ持つ2-in-1のタイプ。
- CPU:NVIDIA Tegra 3
- メモリは:2GB
- ストレージ:32または64GB
- ディスプレイ:10.6インチ(解像度1366×768)
- 重量:680g
当時のAndroidのタブレットでもよく見るスペックであり、その価格の安さ、そして軽さから発売前から注目を浴びていました。
しかしSurfaceRTに搭載されていたOSは、多くのパソコンに搭載されているWindows8や10ではなく、WindowsRT。
このWindowsRTが市場に受け入れられませんでした。
理由はWindowsのパソコンで普通に使っていたソフトがインストールできないという制限があったためです。
もう少しわかりやすく言いますと、今までWindowsのパソコンで普通に使用できていたワードやエクセルなどのオフィスソフト、フォトショップなどの画像編集ソフトなどが使えないのです。
一応Google PlayやApple Store等の代わりとなるアプリストアがあり、そこで配布されているアプリはインストールすることができましたが、洗練されておらず使い勝手が悪いアプリが多かったですね。
また機能制限版のMicrosoft製のオフィスは使うことができましたが、マクロやVBAは使えず、どちらかと言うと、Googleドキュメントやスプレッドシートに近い感じでした。
2013年10月25日にはSurface2も販売され、
- CPU:NVIDIA Tegra 4
- ディスプレイ:10.6インチ(解像度1920×1080)
に改善されましたが、売上は伸びず、WindowsRTは姿を消すことになりました。
ストアのアプリは少ない…ただ探せば様々なアプリが見つかる
現在Windows8以上のOSを利用している方は、Windowsにボタンをタップすると、「Microsoft Store(買い物袋のマークが目印)」をアプリ一覧の中に見つけることができるはずです。
それをクリックすると、SurfaceRTでも利用できる様々なアプリをチェックすることができます。ここにないアプリはSurfaceRTやSurface2では利用できません。
少ないですが、ストアにあるアプリの中から、いくつか日常利用できそうなものを紹介します。
まずは、「LINE」。これはスマホのものと同様に利用できます。他にTwitter用のアプリである「Mevy」、画像編集用のPhotoshop(元はスマホ向けのもの)、Hulu、ニコニコ動画、漫画を読むためのアプリ「Readia」といったものがあります。
ただ、アプリストアが見づらい、AndroidやiOSに存在するアプリが少ない、一覧表示や検索機能の問題でアプリの機能がわかりづらいなどの欠点もあります。
一番気になる点はGoogle製のアプリが一切存在しないことではないでしょうか。
GoogleがGoogleMapやGoogleドライブなどを提供していれば、もう少し売れ行きが違ったかもしれませんね。
ストア検索をするだけでなく、ネットで目当ての機能を持ったWindows用アプリがないか探してみて、存在が確認できたらそのアプリの名前でストアを検索してみましょう。
発売当時の5~6万円という価格は高価でしたが、現在の中古市場での価格であれば、それなりに満足して利用できるタブレットPC。それがSurfaceRTやSurface2です。
結構古いパソコンのため、取り扱っている中古パソコンショップは少なく、Amazonでわずかながら在庫を確認できました。
長い目で見ればWindows10搭載のパソコンがオススメ
先ほど紹介したアプリや機能制限はあるものの、ちょっとした文書作成、ネットサーフィンくらいの用途であれば、SurfaceRT、Surface2でもある程度満足できるかと思います。
ただし…
- 今までWindowsで使ってきたアプリを使いたい
- OfficeではマクロもVBAも使いたい
- 使い勝手も今までのままがいい
- パソコンをある程度長い期間使いたい
という方にはWindows10搭載のパソコンの方が間違いなくオススメできます。やはり人それぞれ使い慣れたアプリってありますからね。私もそうです。
もし私が友人や家族にSurfaceRTやSurface2の購入相談をされたらこう答えると思います。

SurfaceRTやSurface2を買おうと思っているんだけどどう思う?

買ってもいいと思うけど、今のパソコンで使っているアプリは使えないし、古いからバッテリーも持たない可能性もあるね。もし似たようなタイプのパソコンでリーズナブルな物を探しているならSurface Go(又は2)がいいかも。
SurfaceRTやSurface2を検討されているということはタブレットとしても、ノートパソコンとしても使いたい、そして持ち運びができる軽量さを求めている方だと思います。
それならば現行のSurface Go2、もしくは1世代前のSurface Goが用途的にピッタリかと思います。
- CPU:Pentium Gold 4425Y or Core m3
- メモリ:4GB or 8GB RAM
- ストレージ:eMMC64GB or SSD128GB
- 液晶サイズ: 10.5型(1920 x 1280)
- 重量:約544g
- バッテリー 最大約10時間
USB-Cポート、MicroSDXCカードリーダー、3.5 mm ヘッドフォン ジャックも搭載されています。
別売りのタイプカバーを使えばノートパソコンとして使えますし、Surfaceペンを使えば紙に書くような感覚で手書き入力も可能です。
iPad ProのApple Pencil1、Apple Pencil2も使った私の体感ですが、Apple Pencilには追従性は劣るものの、ちょっとしたイラストを描いたり、メモを取るくらいでしたら快適に使用できるでしょう。
重さも約544gと非常に軽く、サイズ的にも持ち運びもラク。性能は少し劣りますが、予算に限りがある方はSurface Go初代もアリだと思います。
Surface Go、Surface Go2の中古は中古パソコン専門店のOraOra!
、イオシス
で在庫を確認できました。
相場を見ると、中古であれば新品の2~3万円程度安く購入することができそうです。
こちらの商品に興味を持たれた方はこちらもチェックしてみてくださいね。
イオシス公式サイト:https://iosys.co.jp/
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