今回はネットブックについてお話していきます。
UMPC(Ultra-Mobile PC:ウルトラモバイルPC)・ネットブックは小型のパソコン
もうすっかり家電量販店の店頭では見かけなくなってしまったネットブック。
ウルトラモバイルPCなどの名称もあった、小型のパソコンです。画面サイズは今で言うiPad程度で、サイズが小さく重量も軽めのパソコンでした。
ASUSが発売したEeePCは、ネットブックの中でも特に有名な機種でした。初めに登場したEeePCは5万円程度の低価格で、WindowsXPが搭載されていました。
HDDの容量はなんと4GB、メモリは512MBとなっていました。ちょっと今では考えられないですね(笑)。
当時としても非常に低スペックなパソコンではありましたが、持ち運びが便利であり価格も安かったため、非常に人気がありました。
インターネットをする位であれば十分な性能でしたので、今のタブレットPCと同じような利用が一般的でした。
ネットブックは中古で非常に安価に購入できる…ただ注意点も
ネットブックは元々性能が低めのものがほとんどでしたので、中古の相場が低めとなっています。
先ほど名前を挙げたEeePCは、後期の比較的スペックが上がった機種で状態が非常にいいものであっても1万円程度で購入できます。
他のネットブックも、基本的には1万円もかからずに購入できると考えて良いでしょう。
傾向としては、外国産のものは安めであり、日本の大手メーカーなどがネットブックの需要を知って作ったものは少し高めになります。
ネットブックを購入するときの注意点は、あまり高度な作業はできないということです。
OSは主にWindowsXPや7です。初期状態で7がインストールされている時代のネットブックならばある程度の動画編集やデータ管理も行えますが、XP時代のものはネットサーフィン以外の用途での利用は厳しいものも多いです。
購入時にチェックしていただきたいのは、HDDの容量とメモリの容量です。ネットブックのHDDは容量がピンからキリまでありますが、今から購入するのであれば最低でも20GB以上はあった方が良いでしょう。
交換しようにもHDDは取り外しができないものもありますので、注意が必要です。
メモリについては、ネットブックに対応するメモリはジャンク品として安く売られている場合も多いので、増設が可能であるならば最低限しか搭載されていなくても後から追加できるので問題はありません。
おすすめのネットブック
最後に、おすすめのネットブックを紹介します。
2010年に発売されたネットブック後期のモデルであり、ASUS製の「EeePC1015PD」は、1万円程度で購入できるおすすめのネットブックです。
Windows7がインストールされていて、最長9.6時間のバッテリーが搭載されています。
高速での起動が可能ですし、キーボードの配列も一般的なものに近くなっています。ネットブックのキーボード配列は、サイズの関係もあって不自然なものも多いため、この点は大きなメリットです。
ハードディスクは160GB と、十分に扱えるサイズです。
ぜひ、中古パソコンショップなどで見かけたら購入してみてはいかがでしょうか。パソコンが苦手な方にもおすすめのネットブックになります。