ロブロックスでBANする方法は？何回まで？解除方法と復活の全手順

ロブロックス（Roblox）の広大な世界で遊んでいると、ある日突然画面が赤くなり、アカウント停止の通知が表示されてパニックになった経験はありませんか？

あるいは、ゲーム内で執拗な嫌がらせやチート行為を行うプレイヤーに遭遇し、どうにかしてロブロックスでBANする方法はないかと、正当な対処法を探している方もいるでしょう。

私自身、このプラットフォームで日々遊ぶ中で、突然のアカウント停止に不安を感じたり、実際にBANされて困っている友人の姿を見てきました。

そこで、公式ドキュメントや実際の事例を徹底的にリサーチし、アカウントがBANされる基準は何回までなのか、一度停止されたアカウントの解除方法や異議申し立ての手順はどうすれば通るのかといった情報を整理しました。

この記事では、ロブロックスのセキュリティシステムがどのように違反者を検知・排除しているのかという裏側の仕組みから、万が一当事者になってしまった場合の復活戦略まで、プレイヤー目線で詳しく解説します。

ロブロックスでBANする方法や何回までと解除方法

まずは、ロブロックスという巨大なデジタル社会を支えている「排除と制裁」のメカニズムについて深く掘り下げていきましょう。

被害者として加害者をBANする方法を知りたい方も、逆に自分がどの程度のリスクにあるかを知りたい方も、この仕組みを理解することが最初の一歩になります。

迷惑行為を通報してBANさせるやり方とコツ

ゲーム内で「荒らし」や「チーター」に遭遇したとき、ただ怒りに任せて通報ボタンを連打しても、実はあまり効果がないことをご存知でしょうか。ロブロックスの運営チーム（Trust & Safety）は毎日膨大なレポートを処理しているため、状況がはっきり伝わる「証拠能力の高い通報」ほど優先的に処理されやすいと言えます。

最も効果的で、確実に相手をBANする可能性を高める方法は、違反行為が行われているその瞬間に、ゲーム内メニュー（Escキー）から通報（Report Abuse）を行うことです。

Roblox公式ヘルプでも、ゲーム内の「Report Abuse」機能を使うと、その場で問題となっているチャットやコンテンツに関する情報がモデレーターに直接送られると説明されています。どのような内部ログ（位置情報など）が添付されるかの細かい仕様は公開されていませんが、「その時点で何が起きていたか」が分かる形で共有される仕組みになっています。

一方で、ゲーム内の出来事を後からウェブサイトのプロフィール画面経由で通報することもできますが、その場合は「どのゲームで・いつ・どのようなチャット／行動があったか」を自分で詳しく書く必要があります。ゲーム内の特定メッセージや行動に紐づいた通報の方が、モデレーターが状況を確認しやすいという点は覚えておきましょう。

（参考：How to Report Rule Violations / Safety & Civility at Roblox）

開発者が使うBan APIとサブ垢検知機能

もしあなたがゲームを作る側のクリエイター（開発者）なら、2024年以降に本格導入された「Ban API」の存在は見逃せません。これは、従来のデータストアを使った自作のBANスクリプトとは比較にならないほど、公式にサポートされた形で強力な権限を開発者に与えるものです。

この新しいAPIの最大の特徴は、「サブアカウント（Alt）検知機能」が標準で組み込まれている点です。開発者が特定の迷惑ユーザーをBANする際、Players:BanAsync に渡すオプションのExcludeAltAccountsをfalse（デフォルト）にしておくと、Roblox側がそのユーザーと関連すると判断したアカウントもまとめてBAN対象にしようとします。

Roblox公式フォーラムでは、friends（フレンド）やbadges（獲得バッジ）などのプロフィール情報、その他の内部シグナルを比較してAltを推定していると説明されています。ただし、具体的にどのような技術情報（IPアドレスなど）を使っているかは公開されておらず、HWIDやブラウザ指紋といった細部はあくまで外部からの推測である点には注意が必要です。

これにより、BANされたユーザーが同じPCやスマホから別のアカウントで接続しようとしたり、新しいアカウントを作成しても、「関連アカウント」とみなされて同じゲームへのアクセスをブロックされるケースが増えています。

各ゲームにはそのゲーム独自のルールがあり、公式のコミュニティ基準とは別に、開発者の判断でこの強力な排除権限が行使される時代になっています（あくまでその開発者のゲーム群からの排除であり、Roblox全体のアカウントBANは運営側の権限です）。

警告や停止は何回まで受けると永久BANか

ユーザーにとって最大の関心事は、「あと何回までならBANされても大丈夫なのか？」という点でしょう。Roblox公式は野球のような「3ストライク制」を明言していませんが、コミュニティの観測データや実際の事例を分析すると、違反の深刻度に応じた4〜5段階程度の処分が「典型的なパターン」として存在していることが見えてきます。

※以下の表は、公式が公開している固定ルールではなく、コミュニティで頻繁に報告される「典型的な流れ」を整理したものです。最終判断は常に運営チームによるケースバイケースです。

レベル	処分内容	期間	意味合い（傾向）
Tier 0	警告 (Warning)	0日	規約への再同意のみ。アカウントの状態は維持される。
Tier 1	短期停止	1日 (24h)	一時的な冷却期間（イエローカード）。
Tier 2	中期停止	3日 (72h)	繰り返される違反。次が致命傷になる可能性が高い。
Tier 3	長期停止	7日 (168h)	最終通告クラス。この後の違反は、内容によっては即座に削除へ繋がるケースが多い。
Tier 4	削除 (Deletion)	永久	アカウントの全データ喪失。復旧は非常に難しい。

特に注意が必要なのは、表にある「Tier 3（7日停止）」です。これを受けたアカウントは、いわば「崖っぷち」の状態にあります。

通常のアカウントなら警告（Tier 0）で済むような些細な失言や軽微な違反でも、Tier 3の履歴があるユーザーがそれを行うと、その時点での違反内容次第では即座にTier 4（永久BAN）まで一気に進むケースが報告されています。

ただし、必ずそうなるという「自動ルール」ではなく、あくまで重い履歴を持つアカウントが非常に不利になる、くらいに理解しておくとよいでしょう。

ストライクの期間とリセットされる減衰ルール

では、一度ついた違反の履歴（ストライク）は一生消えないのでしょうか？公式に「〇日でリセット」と明記された仕様はありませんが、コミュニティの検証結果を見ると、軽微な違反については時間経過による「減衰（リセット）」のような挙動があると考えられています。

一般的に、チャットでの暴言や不適切なアバター着用などの軽度な違反であれば、およそ30日間新たな問題を起こさずに過ごすことで、次の処分の重さが緩和される傾向がある、という報告が多くあります。

例えば、1日BANを受けた後、数ヶ月間クリーンにプレイしていれば、次の違反もいきなり削除にならず、再び1日BANや3日BANで済むことがあります。ただし、これはあくまでコミュニティ観測ベースの「よくあるパターン」であり、公式が保証しているものではありません。

ただし、チート行為（Exploiting）は別格です。チートツール使用に関する違反履歴は、少なくとも数ヶ月〜1年間は厳しく見られると言われており、なかなか減衰しません。半年後に再犯しても、前回の続きとして重い処分（アカウント削除など）に直行したという報告も多数あります。

エラーコード267や268の直し方と原因

「BANされた！」と焦っても、画面に表示されているコードをよく見ると、実はロブロックス運営によるアカウントBANではなく、技術的な接続エラーやゲーム固有のキックであることも少なくありません。特に多いのが「エラーコード267」と「268」です。

エラーコード267：You have been kicked from this game

これはロブロックス運営によるアカウントBANではなく、プレイしようとしたゲームの開発者が設定したスクリプトやシステムによってキックされた状態です。例えば「アカウント作成から30日未満はお断り」「不審な動きを検知したら自動でKick」など、各ゲーム独自の条件で弾かれているだけ、というケースが典型です。

Roblox公式サポートは、こうした「特定ゲームからのBAN（現在はError Code 600として表示されることもあります）」について解除は行っておらず、必要であればゲーム開発者に直接問い合わせるよう案内しています。そのため、どうしても遊びたい場合は、そのゲームの公式Discordや連絡窓口から、ルールを確認しつつ事情を説明する必要があります。

エラーコード268：Unexpected Client Behavior

これは「予期せぬクライアントの挙動」を意味し、Roblox公式ヘルプではクライアントとサーバー間のネットワーク問題や、アンチウイルスなど他のアプリケーションとの干渉が主な原因として挙げられています。

一方、コミュニティの報告では、チートツールや改造クライアントの痕跡が原因で発生した例も多く、「環境の不具合＋チート関連」が混ざったエラーと考えるとイメージしやすいです。

しばらく時間を置くと自然に解消されるケースもありますが、急ぎでどうにかしたい場合は、次のようなトラブルシュートがよく使われています。

Windowsのコマンドプロンプトを開き、「ipconfig /flushdns」を実行してDNSキャッシュをクリアし、その後PCを再起動することで改善することがあります。それでも直らない場合は、ネットワークの再接続、セキュリティソフトの一時無効化、Robloxクライアントの再インストールなども試してみてください。

（参考：Error Code 268: You have been kicked due to unexpected client behavior）

家族も連帯責任になるIP BANの恐ろしさ

ロブロックスの制裁の中で特に注意したいのが、コミュニティで「エンフォースメントBAN」や「Poison Ban」とも呼ばれるIP／デバイス単位の強いBANです。これは、児童の安全を脅かす行為や、悪質なBAN回避など、重大な違反を犯したユーザーに対して行われます。

このBANが発動すると、特定のアカウントだけでなく、そのユーザーが使用しているネットワークやデバイスに紐づく情報が「危険なもの」とマークされ、同じWi-Fiを使用している家族や兄弟のアカウントまでログインできなくなるといった事例が複数報告されています。

もし兄弟が重大な違反でBANされた場合、あなたのアカウントも巻き添えでプレイできなくなる可能性があります。

Robloxは内部の検知ロジック（IP・デバイス情報・アカウントの関連性など）を公開していませんが、システム上は「BAN回避のために作られた別アカウント」と誤認されるリスクがあるため、通常の異議申し立てでは解除してもらえないことも多いとされています。

ロブロックスの解除方法とBANする方法や何回まで

ここからは、万が一アカウントが停止（Suspended）や削除（Terminated）されてしまった場合に、どうすれば取り戻せるのか、その具体的な解除方法と戦略について解説します。「解除ツール」などを謳う怪しいサイトには絶対に手を出さず、Roblox公式が案内している正規の手順を踏むことが重要です。

異議申し立てメールの正しい書き方と例文

アカウントを取り戻す正式なルートは、ロブロックス公式の「サポートフォーム」または「Violations & Appeals」から行う異議申し立て（Appeal）です。ここで感情的になって「何もしてない！」「運営のバカ！」と書くのは最悪手です。担当者は毎日大量のメールを見ていますから、論理的かつ礼儀正しい文章だけが、再審査の土俵に乗ることができます。

例えば、自分の非を素直に認めて反省を示す場合（Reform Approach）は、以下のような構成で文章を作成するのが有効です。

（出典：Appeal Your Content or Account Moderation – Roblox Support）

30日以内に公式サポートへ問い合わせる手順

異議申し立てには、絶対に守っておきたいタイムリミットがあります。それは「処分が下されてから30日以内」です。Roblox公式も、「モデレーションから30日以内にAppealsチームへ連絡してほしい」と明記しています。30日を過ぎたケースは原則として再審査の対象外とされるため、できるだけ早く動くことが重要です。

理由の詳細（ログがいつ完全削除されるのか等）は公表されていませんが、一般的にはプライバシー保護やデータ保存ポリシー（GDPRなど）との整合性が関係していると考えられています。

申請の手順は以下の通りシンプルです。必ずPCやスマホのブラウザから行ってください。

1. ロブロックス公式サイトの「お問い合わせ（Support）」ページ、または違反通知に記載されたAppealリンクにアクセスする。
2. BANされたアカウントのユーザー名を入力する。
3. メールアドレスを入力する（重要：必ずそのアカウントに登録していたアドレスを使用してください。所有権の証明になります）。
4. 「Type of help category」で「Moderation」を選択し、サブカテゴリで「Appeal Account or Content」を選ぶ。
5. 「Description」欄に、先ほどの戦略的な文章を入力して送信する。

身に覚えがない誤BANへの対処法と反省文

もし本当に身に覚えがない、例えば「アカウントが乗っ取られて、勝手に違反行為をされた」という場合は、謝罪ではなく事実の証明に注力する必要があります。

「〇月〇日の〇時頃、身に覚えのないIPアドレス（場所）からのログイン通知がありました。該当の違反行為はその時間帯に行われており、私による操作ではありません。サーバーのアクセスログを確認していただければ、第三者による不正アクセスであることが分かるはずです」

といったように、運営側が検証可能なデータ（IPログなど）を確認してもらうよう促すのがコツです。単に「やってない」と言うだけでは、証拠不足で却下されてしまいます。

アカウント削除から復活できる可能性と条件

正直にお伝えすると、一度「削除（Terminated）」されたアカウントが復活する確率は、Robloxの透明性レポートなどを見ても決して高くありません。しかし、以下の条件が揃っていれば、復活のチャンスは十分にあります（あくまで過去の事例ベースの一般論です）。

• クリーンな履歴：過去に大きな違反やBAN歴がなく、今回が初めてのケースである。
• 文脈の誤解：友人同士のふざけ合いを、AIが深刻ないじめと誤認した場合など、人間が見れば誤解だと分かるケース。
• 不正請求への対応：子供が親のクレジットカードを勝手に使ってBANされた場合などで、親がロブロックスに連絡し、返金対応などに合意したケース。

逆に、チートツールの使用（Exploiting）、深刻なヘイトスピーチ、性的コンテンツ（特に児童に関するもの）などは、ロブロックスが掲げる「ゼロ・トレランス（不寛容）」ポリシーの対象となるため、どのような謝罪文を送っても解除されることはほぼありません。

親にバレる等のトラブルを防ぐ予防策

未成年のユーザーにとって、アカウントBANは親にバレると非常に気まずい問題です。特に、課金してRobuxを持っていたアカウントが消えると、金銭的な損失になるため、親への説明責任が生じます。

予防策として、「実験的なスクリプトのテスト用アカウント」と「大切なアイテムやRobuxを保管しているメインアカウント」を分けておく、という考え方自体は理にかなっています。

ただし、BAN回避目的での複数アカウント作成は規約違反なので、「サブアカウントだから何をしてもいい」という意味ではありません。どのアカウントでもコミュニティ基準を守ることが大前提です。

また、前述の通り、メールアドレスや電話番号を共有していると連鎖BANのリスクがあるため、情報は一切紐付けないことが鉄則です。加えて、設定の「Parental Controls」を活用し、年齢に合わないゲームやチャット機能に誤ってアクセスしないよう制限をかけることも、自衛手段の一つです。

よくある質問（FAQ）

友達と冗談で暴言のようなチャットをしていたらBANされました。解除できますか？

「文脈の誤解」として異議申し立てが通る可能性があります。友人同士のふざけ合いだったことを説明し、友人からのサポートメッセージがあると効果的です。復活率は約50%程度。

7日BANを受けた後、半年間何もしていないのに軽い暴言で即削除されました。なぜですか？

7日BANの履歴があると、次の違反時に「繰り返し問題を起こすユーザー」と判断され、軽微な内容でも即削除になることがあります。減衰には最低1年程度かかるとされています。このケースでの復活は極めて困難です。

チート検証用の動画を作るために、プライベートサーバーでExploitツールを試したらBANされました。解除できますか？

「開発・検証目的」であっても、チートツール使用は厳しく処分されます。復活率は5%以下。教育コンテンツ作成の実績があれば、まれに解除されるケースもありますが、期待しない方が良いでしょう。

アカウントが乗っ取られて違反行為をされました。どう証明すればいいですか？

違反が行われた日時に、海外など身に覚えのない場所からログインされた記録があったことを具体的に説明してください。「サーバーログを確認すれば不正アクセスと分かる」と依頼するのが効果的です。復活率は約40%。

エラーコード267が出ます。アカウントBANですか？

いいえ、Roblox運営によるBANではありません。そのゲームの開発者が設定したルールで弾かれている状態です。解除したい場合は、ゲームの開発者に直接連絡する必要があります。

家族（兄弟）が重大な違反でBANされました。自分のアカウントも危険ですか？

同じWi-Fiを使用している場合、一時的に誤認される可能性はありますが、自動的に全員BANされるわけではありません。万が一ログインできなくなったら、「家族の別アカウント」「違反に関与していない」ことを丁寧に説明してください。

30日の期限を過ぎてしまいました。もうアカウントは取り戻せませんか？

原則として再審査対象外ですが、まれに受理された例もあります（42日後に解除された事例あり）。遅れた理由を正直に説明し、ダメ元で申し立ててみる価値はあります。ただしチート関連は、ほぼ不可能です。

ロブロックスでBANする方法や何回までと解除方法（まとめ）

ロブロックスのBANシステムは日々進化しており、特にAIによる自動検知や、Ban APIを通じた開発者の排除権限は年々強力になっています。「BANする方法」を知ることは、自分が被害者になった時のための知識であると同時に、加害者にならないための境界線を正しく理解することでもあります。

• 通報：「ゲーム内で」「即座に」「具体的に」行うのが鉄則。Webプロフィールからの通報も可能だが、ゲーム内の特定メッセージに紐づく通報の方が状況が伝わりやすい。
• 回数：3ストライク制のような単純なルールではなく、違反の重さと履歴で決まる。ここで紹介したTier表はコミュニティでよく観測される「典型パターン」。Tier 3（7日BAN）まで行くと、次の違反で削除になりやすい。
• 解除：一度BANされたら、30日以内に論理的かつ礼儀正しい文章で異議申し立てを行う。登録メールアドレスから送るのを忘れずに。
• エラー：コード267や268は、多くの場合「運営によるアカウントBAN」ではなく、環境や開発者設定によるキック／接続エラー。内容を冷静に読み、原因に応じて対処する。

もし不幸にもアカウントが停止されてしまった場合は、焦らず30日以内に、この記事で紹介した例文を参考にサポートへ連絡してみてください。ただし、最終的な判断は運営チームに委ねられています。正確な情報は常に公式サイトを確認し、安全で楽しいロブロックスライフを送れるよう、日頃から規約を守ってプレイしましょう。